歯科領域でのアロマセラピーの応用

 アロマセラピースクールの生徒の中には、看護師や歯科衛生士の方が少なくありません。それぞれの医療の現場でアロマを生かそうという高い志を持って学んでおられます。以下は歯科領域でのアロマセラピーに関する記事からの抜粋です。

【歯科領域でのアロマセラピーの応用】
 歯科医療では,治療時に疼痛などによる苦痛を伴う場合があることや,歯科特有のタービンなどの金属音,薬品臭などもあり,歯科治療中の患者さんの緊張や不安は大きいといえます.私たちは,患者さんとのコミュニケーションをはかることにより,可能なかぎり緊張をやわらげ,不安を取り除く努力を行っているところですが,十分に軽減・解消できない現状があげられます.
 2006年に,九州歯科大学保存治療科を受診した患者50名に対して行った,「歯科治療時における緊張の度合い」について尋ねたアンケート結果によると,「緊張しない」と回答した者は全体のわずか8%でした.同患者グループに対し,ラベンダー精油を1%濃度に調整した湿式シートを用い,吸入法によるアロマセラピーを歯科治療に併用し,治療前と治療後の不安・緊張の改善度をPOMS短縮版により調査したところ,アロマセラピーを行っていない対象群50名よりも緊張・不安の改善率が大きく,98%の者が「次回も診療時に吸入法によるアロマセラピーを受けたい」と回答しました.(VOL.30 デンタルハイジーン引用)

 患者さんには、少しでも身体と気持を楽にして治療を受けていただきたいものです。そのために、アロマの良い香りで気持ちを和らげ、リラックスしていただこうという取り組みです。ラベンダーは特にリラックスさせ、眠くなるような効果が期待できますが、香りには好き嫌いがありますので、どなたに対しても良いとは言い切れないようです。歯でお困りの方は、当院の電話相談をご利用ください。専任のカウンセラーがあなたのご質問にお答えします。きっとお悩みの解決につながると思います。