月別: 2011年2月

妊娠中の虫歯予防が大事

虫歯が母から子に感染するということをご存知ですか?

虫歯菌は、生まれたばかりで歯が生えていない赤ちゃんの口の中には、存在しないと考えられています。しかし、赤ちゃんの家族、特にお母さんが虫歯菌を持っていると、スプーンやお箸を母子で共用して使うことによって、唾液を介して虫歯菌が感染することが考えられます。

そのため、お子さんの虫歯予防を考えるとき、まずお母さんの虫歯のケアをしっかりしなければなりません。

このような理由から、妊娠中のお母さんに、虫歯の治療や予防を呼びかけている歯科医院も多くあります。

歯のケアに関しては、日本歯科医師会によると、歯の健康を保つために、以下のようなことが重要とのことです。

〈1〉歯を磨く〈2〉フッ素配合歯磨きを使う〈3〉頻繁な間食など口の中に常時食べ物があるような生活を改める〈4〉定期的に歯科検診を受ける
更にキシリトールを併用すると、これらの効果が大きく向上する、としています。

 天然甘味料のキシリトールは虫歯で溶かされかかった歯を修復する機能があることで、注目されています。

 妊娠中のお母さんがキシリトール入りのガムをかんだり、歯磨きなどで日頃から歯のケアをし、口の中の虫歯菌を減らすことが、お子さんの歯の健康に繋がるわけです。


歯科衛生士の卵が幼稚園児に歯磨き指導

歯を大切にするためには、小さいころからの歯磨きが大切です。

先日、静岡県立短大歯科衛生学科の21名の学生さんが、静岡市の幼稚園を訪れ、手作りの教材を使って、子供たちに歯の磨き方のレクチャーをしたそうです。

子供たちにもよくわかり、興味を持たせる為に、わざわざ手作りの教材を用意したというのが、素晴らしいと思います。

子供たちが大好きなキャラクターの模型を使って、歯ブラシの持ち方や、歯の磨き方をていねいに説明したそうですが、こういう風に楽しく教えてもらえると、歯磨きを億劫がらずに自分から進んでやるようないい子に育つかもしれませんね。
子供たちは、楽しくないと何もしてくれませんからね・・。

虫歯や歯周病の怖さも、模型を使いながら、わかりやすい言い方で、きちんと説明されたそうです。
自分の歯の健康は、自分が毎日ケアすることで守られるのだということが、子供たちにも浸透したと思います。
お父さんやお母さんよりも歯について詳しくなったかもしれませんね。

衛生士のたまごの皆さんにも、とてもいい経験になったと思います。
ますます情熱を持って取り組んでいただきたいです。