最近、コンパクトで可愛いデザインの電動歯ブラシが人気ですね。
さて、この電動歯ブラシの正しい使い方をご存じでしょうか?
そもそも、電動歯ブラシとはどんな仕組みなのでしょうか?
パナソニック(大阪府門真市)によると、今は音波振動タイプの電動歯ブラシが主流なのだそうです。
最近よく売れている商品では、毎分数千~数万回、1ミリ前後の幅で動いて、歯の隙間、表面などに付いた汚れを、徹底的に取り除いてくれるので、毎日のデンタルケアの心強い味方と言えますね。
ただ動くだけではありません。
手でブラシを持って歯磨きするときによく言われる「歯に余計な圧力をかけすぎない」「ブラシの毛先を細かく動かす」「ブラシを横に動かす横磨きを取り入れる」という繊細な動きを、きちんと再現するように設計されているとのことです。
メーカーによっては、音波の速さでブラシを振動させながら、丸型ブラシで左右交互に回転するという驚くような動きをするタイプもあります。
ただし、このような高機能な電動歯ブラシを持っていながら、使い方を間違っている方も多くおられるようです。
正しい使い方
ブラシを歯と歯肉の間に45度の角度で、そっと歯肉を傷つけないように、毛先が触れる程度にあてる。奥歯の噛み合わせ部分は水平にあてる。前歯の裏側は縦向けにあてる。
重要ポイントは、「手を動かさない」こと。
つい、手で磨く時の癖で、手を動かしたくなりますが、そうするとせっかくの電動歯ブラシの振動効果が落ちてしまいます。
1本ずつにそっとあて、一ヶ所に2秒程度あてて磨きます。
永久歯は28本あるので、歯の裏表を磨いていくと、合計2分間かかります。
時間の目安がわかりやすいように、30秒ごとに震動が止まって、隣の歯に移るタイミングを知らせてくれる機能がついた電動歯ブラシもあります。
電動歯ブラシの場合、歯肉や歯への摩擦回数が、手磨きに比べてはるかに多くなるため、歯や歯肉を傷つけるのではないかと心配する声もありますが、正しく使えば問題ないそうです。
それでも心配な方は、研磨剤の少ない歯磨き粉を使えば良いそうですよ。
歯磨きを効果的にすることによって、審美的にキレイな歯を維持する事につながりますね。