妊娠中の虫歯予防が大事

虫歯が母から子に感染するということをご存知ですか?

虫歯菌は、生まれたばかりで歯が生えていない赤ちゃんの口の中には、存在しないと考えられています。しかし、赤ちゃんの家族、特にお母さんが虫歯菌を持っていると、スプーンやお箸を母子で共用して使うことによって、唾液を介して虫歯菌が感染することが考えられます。

そのため、お子さんの虫歯予防を考えるとき、まずお母さんの虫歯のケアをしっかりしなければなりません。

このような理由から、妊娠中のお母さんに、虫歯の治療や予防を呼びかけている歯科医院も多くあります。

歯のケアに関しては、日本歯科医師会によると、歯の健康を保つために、以下のようなことが重要とのことです。

〈1〉歯を磨く〈2〉フッ素配合歯磨きを使う〈3〉頻繁な間食など口の中に常時食べ物があるような生活を改める〈4〉定期的に歯科検診を受ける
更にキシリトールを併用すると、これらの効果が大きく向上する、としています。

 天然甘味料のキシリトールは虫歯で溶かされかかった歯を修復する機能があることで、注目されています。

 妊娠中のお母さんがキシリトール入りのガムをかんだり、歯磨きなどで日頃から歯のケアをし、口の中の虫歯菌を減らすことが、お子さんの歯の健康に繋がるわけです。