カテゴリー: 歯科

新世紀「回転歯ブラシ クルン」

一昔前までは、歯ブラシといえば、ドラッグストアで1本98円の特売のを買うのが普通だったと思います。

現在では、さまざまな歯ブラシが開発されていて、斬新なアイディアに驚かされることもしばしばです。

回転歯ブラシクルンという商品を、ご存じでしょうか?

クルンの特徴は、ローラー状のブラシが付いていることです。

ブラシ部分は0.076mmの超極細ナイロン素糸がびっしりと密集していて、歯の上でブラシをコロコロ転がすだけで、歯磨きと歯茎のマッサージができます。

回転式だから歯茎を痛めないのが特徴で、コロンを使っていると、次第に歯茎が締まり健全になってきます。

歯周病の方ですと、歯周菌が歯と歯茎の間から血管内に進入しなくなり、諸病の原因である歯周菌が新たに血管内壁にへばりつかなくます。

普通の歯ブラシでは、磨きたい部分に合わせて、歯ブラシを細かく動かさなくてはならなかったのですが、クルンは本体を軽く動かすだけで毛先が歯と歯のすき間に入って、汚れや歯垢をかき出すので、お年寄りやお子さんにも扱いやすいと思います。

美しく磨けますので、審美歯科的にも良いですね。


わかもと製薬から薬用歯磨き「アバンビーズシリーズ」リニューアル

わかもと製薬は、薬用歯磨「アバンビーズシリーズ」5製品をリニューアルし、新発売しました。

従来品の「アバンビーズ」のフレーバー(シトラスミント味)に、新たに2つのフレーバー(ラ・フランスミント味、ワイルドミント味)を加え、更に美白訴求歯磨の「ダンブランシュ」、歯周病対策歯磨の「コーラルε」を加えた5製品を、新たに「アバンビーズシリーズ」としました。(いずれも医薬部外品)

「アバンビーズ」は、清掃剤(歯垢除去成分)に、日本で初めて生きた乳酸菌(ラクトミン)を使用した薬用歯磨きで、清掃剤の乳酸菌が虫歯、歯周病、口臭の原因となる歯垢を歯にくっ付きにくくします。

さらに、フッ化ナトリウム(歯質を強化し、虫歯を予防)、ゼオライト(歯石の沈着を防ぐ)、ポリエチレングリコール600(タバコのやにを除去)、β‐グリチルレチン酸(歯ぐきの炎症・腫れを抑える)の4種の薬用成分と乳酸菌の働きによって、お口の健康を守ります。

フレーバーは、40~60代の女性をメイン層に想定した「シトラスミント味」、20~40代の女性への「ラ・フランスミント味」、男性全般を対象とした「ワイルドミント味」の3種類。
アンケート調査によって、性別や年代で好まれるものを選んだとのことです。やはりミント味がすっきりしていて、欠かせないようで、ミントに何のフレーバーを追加するかということを工夫されたみたいです。
いずれも80gで、税抜き希望小売価格1000円です。

「ダンブランシュ」は、アバンビーズの処方に、清掃剤スクラブシリカを加えた美白訴求製品です。歯のエナメル質を傷つけない2種類の清掃剤(乳酸菌・スクラブシリカ)と4種類の薬用成分が、口内の健康を守り、ツヤと輝きのある本来の自然な白い歯に導きます。80gで1200円です。

「コーラルε(イプシロン)」は、歯ぐきからの出血を抑えるε‐アミノカプロン酸をはじめ、β‐グリチルレチン酸、塩化セチルピリジニウム、イソプロピルメチルフェノール、ゼオライト、塩化ナトリウムの計6種類の薬用成分を配合しており、歯槽膿漏により既に出血などの症状がある人、50代以上の男女の歯周病対策に最適な薬用歯磨きで、80g1300円です。

何れも、白い歯、美しい歯に関心の高い方向きの商品です。
歯の健康のために、歯磨き粉の選択肢が多いのはうれしいですね。


手磨き歯ブラシがワンタッチで電動化

毎日お使いの歯ブラシは、手磨き用でしょうか?
それとも、電動歯ブラシをお使いですか?

毎日毎日手で磨くのはとても面倒だけど、電動歯ブラシ用の歯ブラシは何となく合わなくてしっくりこない・・。
そんな方にぴったりの商品が、NHKのおはよう日本-まちかど情報室-で紹介されました。

普段使っている歯ブラシを、歯ブラシ用音波振動式アタッチメント「ソニックオール」に差し込むだけで、電動歯ブラシになるそうです。

ソニックオールは電池式で、1分間に約15,000回の微細な音波振動でブラッシングでき、歯ブラシ部分は簡単に付け替え可能で、家族で共有することも可能だとか。

このソニックオールの開発者の方はご自身の歯が悪く、自分の子供には健康的な歯を維持してほしい、との願いからソニックオールを開発されました。

いつも使っている歯ブラシが使えるので、磨き心地などに安心感があると思います。

歯磨きのことで何かご質問がある方は、当院の無料電話相談をご利用くださいね。
みなさんの歯のお悩みを解決するために、専任のカウンセラーがお電話をお待ちしております。


妊娠中の虫歯予防が大事

虫歯が母から子に感染するということをご存知ですか?

虫歯菌は、生まれたばかりで歯が生えていない赤ちゃんの口の中には、存在しないと考えられています。しかし、赤ちゃんの家族、特にお母さんが虫歯菌を持っていると、スプーンやお箸を母子で共用して使うことによって、唾液を介して虫歯菌が感染することが考えられます。

そのため、お子さんの虫歯予防を考えるとき、まずお母さんの虫歯のケアをしっかりしなければなりません。

このような理由から、妊娠中のお母さんに、虫歯の治療や予防を呼びかけている歯科医院も多くあります。

歯のケアに関しては、日本歯科医師会によると、歯の健康を保つために、以下のようなことが重要とのことです。

〈1〉歯を磨く〈2〉フッ素配合歯磨きを使う〈3〉頻繁な間食など口の中に常時食べ物があるような生活を改める〈4〉定期的に歯科検診を受ける
更にキシリトールを併用すると、これらの効果が大きく向上する、としています。

 天然甘味料のキシリトールは虫歯で溶かされかかった歯を修復する機能があることで、注目されています。

 妊娠中のお母さんがキシリトール入りのガムをかんだり、歯磨きなどで日頃から歯のケアをし、口の中の虫歯菌を減らすことが、お子さんの歯の健康に繋がるわけです。


歯科衛生士の卵が幼稚園児に歯磨き指導

歯を大切にするためには、小さいころからの歯磨きが大切です。

先日、静岡県立短大歯科衛生学科の21名の学生さんが、静岡市の幼稚園を訪れ、手作りの教材を使って、子供たちに歯の磨き方のレクチャーをしたそうです。

子供たちにもよくわかり、興味を持たせる為に、わざわざ手作りの教材を用意したというのが、素晴らしいと思います。

子供たちが大好きなキャラクターの模型を使って、歯ブラシの持ち方や、歯の磨き方をていねいに説明したそうですが、こういう風に楽しく教えてもらえると、歯磨きを億劫がらずに自分から進んでやるようないい子に育つかもしれませんね。
子供たちは、楽しくないと何もしてくれませんからね・・。

虫歯や歯周病の怖さも、模型を使いながら、わかりやすい言い方で、きちんと説明されたそうです。
自分の歯の健康は、自分が毎日ケアすることで守られるのだということが、子供たちにも浸透したと思います。
お父さんやお母さんよりも歯について詳しくなったかもしれませんね。

衛生士のたまごの皆さんにも、とてもいい経験になったと思います。
ますます情熱を持って取り組んでいただきたいです。